IS6FXの評判は？口コミから8つの長所と9つの短所を徹底解説

かつて、is6comはボーナスが豪華で注目されたものの出金拒否や遅延で大きく評判を落としたFX業者です。

警戒した人も少なくないでしょう。

2020年10月からIS6FXにリニューアル、1年半が経過した現在はどうなっているのでしょうか？

そこで、今回はIS6FX利用者の生の声を参照し、IS6FXを徹底的に調べて同社の真の姿を見出してみました。

ご興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

IS6FXの評判・口コミを詳しく調査してみた

IS6FXの評判・口コミを、TwitterとYahoo知恵袋で調査してみました。

実際にAXIORYを利用しているトレーダーの声を参考に、IS6FXがどのように評価されているのか詳しくチェックしてみましょう。

信頼性・安全性に関する評判

スプレッド・スワップ・取引手数料に関する評判

レバレッジ・約定力などトレードに関する評判

入金・出金に関する評判

ボーナスに関する評判

その他に関する評判

IS6FXの良い評判から見えた8つのメリット

IS6FXの良い評判から同社の実態を調べた結果、8つのメリットが浮かび上がってきましたので、参考にしてください。

資本、人材が充実し信頼性が向上

信頼性の評判にもあったように、IS6comからIS6FXにリニューアル後、資本・経営が一新したことで信頼性は大幅に向上したと言えます。

同社の企業情報を調べてみましたので、以下の表を参照してください。

TEC Wordは2020年9月に旧is6comを買収、以来TEC World GroupとしてIS6FXにブランドを変更、資本金が約1.8倍(20億円→36億円)、社員数3.5倍に増強されました。

その後昨年11月に新会社IS6 Technologies Ltdを設立、グループを統合し「IS6 Global Goup」としてFX取引サービスを提供しています。

これと共にIS6FXは取引サーバーにおける取引システムを独自に開発し、旧is6comのホワイトラベルの位置づけから完全に独立しました。

＜ホワイトラベルとは＞

ホワイトラベルとは、主にMetaTrader4・5を取引プラットフォームとして扱うFX業者から取引システム全般を借りて、独自のブランド名でFX会社を運営している業者のことを意味する。自社開発のシステムではないため、メンテナンスが弱くサーバーが長時間停止したり、約定に不具合が発生する傾向がある。

スタンダード口座・マイクロ口座は最大レバレッジ1,000倍

IS6FXのスタンダード口座・マイクロ口座は最大レバレッジが1,000倍とハイレバレッジです。

10万通貨は1,000万円分の取引ですが、国内FXのレバレッジ25倍だと43,000円必要なのに対し、IS6FXの1,000倍では僅か1,335円の資金で取引できます。

ただ、IS6FXのレバレッジは口座残高により、以下のとおり倍率が制限されます。

ご覧のとおり、口座残高が200万円以上になると1,000倍から500倍まで下げられますので、口座残高が200万円に近づいたら出金して調整しましょう。

スプレッドが狭めで取引手数料も無料

IS6FXの平均スプレッドは他社と比べ若干狭めに設定されています。

際立って狭いという訳ではありませんが、大手のXMやFBSに比べ若干狭めと言えるでしょう。

スワップポイントプラスが比較的多い

IS6FXのスワップポイントは、メジャー通貨ペアでもプラスポイントのものが4つあります。

0.1ロットあたりのスワップポイント他社比較を以下にまとめました。

メジャー通貨ペアにプラスポイントが存在することはスイングトレーダーにはメリットです。

ただし、スワップポイントを狙いにトレードするにはプラス金利が低いので、おまけ収入くらいに考えておきましょう。

スワップポイントを狙いたい方には、GEMFOREX、TitanFXをおすすめします。

新規口座開設・最大100%入金ボーナスなどキャンペーンが豪華

IS6FXの最大の特徴はボーナスが豪華な点です。その内容を確認してみましょう。

口座開設ボーナス

口座開設ボーナスは、新規に口座開設するだけで獲得できるお得なボーナスです。自己資金を口座に入金しなくても、ボーナスクレジットを取引に利用して、得た利益は出金できます。

他社の場合は3,000円〜5,000円位が相場ですが、IS6FXは5,000円〜20,000円の間でキャンペーンを行っています。

100％入金ボーナス

IS6FXの100％入金ボーナスは不定期ではありますが、年間に5〜6回程度キャンペーンが開催されています。

ボーナスキャンペーン開催中に入金すると、入金額と同額のボーナスクレジットが付与されます。ただし、100％ボーナスは抽選式で、当選した場合に限り付与される仕組みです。

ただ、最大100万円まで何回入金しても入金額同額のボーナスが付与されるので、かなりお得です。

キャンペーン期間中に、少額ずつ入金していくと当選する確率が高いと言われています。

100％入金ボーナス利用条件

100％入金ボーナスには以下の利用条件があります。

• ボーナス対象口座タイプはスタンダード口座
• キャンペーン期間中に出金をすると入金ボーナスは付与されません
• 100％入金ボーナスは、銀行振込での入金に限る(クレジットカードによる入金は50％に減額される)
• キャンペーン期間中は何回入金しても100万円を上限にボーナスは付与される
• 付与されたボーナスクレジットは取引に利用できるが出金は不可

入金ボーナスは口座残高を出金すると消滅してしまいますので、注意してください。

VPSサービスを無料で利用できる

IS6FXでは、毎月の口座残高が50万円(5,000USD)以上あれば、VPSを無料で利用できます。

少しハードルが高いですが、毎月28USDを払えば、口座残高がいくらであっても気にせず利用可能です。

IS6FXの運営会社である「IS6 Technologies Ltd.」が提供会社ですから、不具合による損失が発生した場合の損失補償にも期待できますので安心です。

入出金の反映時間が比較的速い

IS6FXは入出金に対する迅速なサービスを提供することを宣言しています。Twitterの評判にもあったとおり、2020年10月以降、IS6FXにリニューアル後は出金トラブルが一件も発生していません。

資本と経営が変わると過去にあった出金遅延や出金拒否は見違えるように一掃されています。

IS6FXの入金方法と各種手数料は以下のとおりです。

上の表のとおり、20,000円(200USD)以上の入金手数料は無料、未満の場合は1,500円(15USD)の手数料がかかります。入金の場合は国内銀行への振込手数料がかかります。

米ドル建て口座の場合、クレジットカード/デビットカードで入金すると3％程度の事務手数料がかかりますので、注意しましょう。

出金方法は以下のとおりです。

出金に関しては、海外銀行送金のみになりますから、受取国内銀行の受取手数料(リフティングチャージ含む)がかかります。受取手数料は3,000円から5,000円かかる銀行もありますので、事前に調べて安い銀行を指定することをおすすめします。

月に一回までの出金手数料は無料です。ただ、二回目からは以下の手数料がかかります。

• 出金額の2％
• 出金額が20万円以下の場合、一律4,500円

このように月に2回目の出金には手数料がかかりますので注意してください。なるべく、月一回にまとめて出金するようにしましょう。

なお、既に口コミサイトでは、IS6FXユーザー間の独特なコミュニティーができており、日々情報交換が行われています。そのため、少しでも出金対応が遅いなどの事象が発生した場合、多くの顧客を失ってしまうかもしれない環境です。

同社は旧is6comの失態から、そのことをよく理解しており改善に努めてきた企業と言えます。

実際、現在は出金拒否や遅延の口コミは一掃されており、優良業者と捉えて問題ないでしょう。

日本語対応サポートが充実

IS6FXの評判でサポートに対する苦情や不満の口コミが見られなかったとおり、サポートの日本語対応には、問題ありません。

実際に、この記事を執筆中に疑問点を何度か問い合わせしましたが、返信のレスポンスは何れも60分以内でした。

サポート内容は、以下のとおりです。

LINEにも対応していることが特徴で、初心者の方でも安心して利用できるでしょう。

IS6FXの悪い評判から見えた9つのデメリット

IS6FXの悪い評判から同社の実態を調べた結果、9つのデメリットが浮かび上がってきましたので、参考にしてください。

金融ライセンスを取得していない

上記は、IS6FXの公式サイトで同社がセントビンセント・グレナディーン金融庁に登録しているという記述です。

他のサイトでは「IS6FXは金融ライセンスを取得している」という記述が目立ちますが、これは金融ライセンスではなく、日本でいう「会社登記簿謄本」に過ぎません。

実際に、セントビンセント・グレナディーン金融庁のホームページで確認してみました。

＜上記アンダーライン部翻訳＞

FSAは、外国為替取引または仲介またはバイナリーオプション取引の事業を継続するためのライセンスを発行しません。また、そのような活動に従事するFSAの「規制、監視、監督またはライセンス」国際事業会社（IBC）も発行しません。

引用元：FINANCIAL SERVICES AUTHORITY

FSAの「規制、監視、監督またはライセンス」国際事業会社（IBC）は発行しないと明確に書かれています。

ただ、IS6FXは独自に顧客資産(預金・ポジション)と会社の運営資金を完全に分別管理していることを明言していますので、金融ライセンスの要件を満たそうとしているようです。

このことから近い将来、同社が金融ライセンスを取得する可能性もあります。

きちんとした金融ライセンスを取得している業者でおすすめなのは、XMTrading・HotForexです。

全口座タイプでDD方式を採用しておりECN口座がない

IS6FXの口座タイプは4種類。レバレッジ6,000倍口座は、限定100口座でなかなか開設できるチャンスがありません。

豪華なボーナスは、スタンダード口座のみに付与されますので、注意が必要です。

スキャルピングは、以下のとおり公式サイトのよくある質問に記述がありました。

「注文が入りにくくなる場合もございます」とあります。つまり、約定拒否があるということです。評判で約定しない、すべるとあったのはこれが原因かもしれません。

また、IS6FXの注文方式は国内FX同様にDD方式で、ユーザーとIS6FXが相対取引の関係になります。

つまり、ユーザーの利益はIS6FXの損失、ユーザーの損失はIS6FXの利益という関係です。そのため、ディーラーがユーザーの取引に介入するため、透明性に欠けます。

これに対しNDD方式は、ユーザーからの注文をインターバンク市場などのパブリックな市場に直接流しますので、透明性が高いと言われます。

取引にディーラーが介入することが気になる方は、Axiory、TitanFXをおすすめします。

通貨ペアが34種しかない

IS6FXの通貨ペアは、34種類しかありません。上のグラフは、個別株を除いた海外FX各社の銘柄数比較表です。IS6FXはジャンル的にも少ないことが分かります。

以下の他社との比較表で具体的に見てみましょう。

IS6FXは、メジャー通貨ペアは揃っています。しかし、マイナー通貨ペアは少ないので、幅広い銘柄で取引したいという方には、iFOREXやAXIORYがおすすめです。

約定拒否・スリッページが多い傾向

利用者の評判でも多かった問題です。幅広く評判を見ていると旧is6comの時代よりは改善されていることが確認できます。

しかし、サポートのコメントにもあるように、取引量が多いと約定しにくいという仕様であればスキャルピングがやりにくいことは確かです。

また、IS6FXには10ロット以上の取引をする場合、事前にサポートに申し入れて了解を取らないとならないルールがあります。

利用規約に定められていることですので、抵触すると口座凍結措置を受ける可能性もありますので注意しましょう。

こうした取引に関する禁止事項を気にせず取引をしたいという方は、ハイレバレッジではExness、スキャルピングに向いた環境を提供しているTitanFX・AXIORYをおすすめします。

プラットフォームがMT4のみ

IS6FXの取引プラットフォームは、MetaTrader4のみで5は選択できません。CPUやグラフィックボードの処理速度が遅いパソコンでは、描画遅れがあるかもしれません。

小さな値幅を狙うスキャルピングに不利と言えます。

スキャルピングに特化した取引環境がほしいという方には、cTraderも選択できるAXIORYがおすすめです。

プロ口座・レバレッジ6,000倍口座は自動売買不可

IS6FXは、プロ口座とレバレッジ6,000倍口座における自動売買(EA)を利用した取引はできません。

ハイレバレッジで自動売買を自由に利用して取引したいという方には、以下の業者をおすすめします。

• レバレッジ無制限・ロスカット水準0%・取引に関する禁止事項がないExness、
• レバレッジ5,000倍口座をいつでも開設できるGEMFOREX

キャンペーンボーナスは不定期開催

IS6FXのボーナスは新規口座開設ボーナス1万円〜2万円、100%入金ボーナスを提供しており豪華です。

しかし、これらは常時開催されている訳ではなく、不定期に開催されるためいつ口座開設し入金すれば有利に獲得できるのか分かりにくいと言えます。

いつ口座開設しても、入金しても確実にボーナスを獲得したいという方は、XMTradingをおすすめします。

早朝や指標発表時にスプレッドが極端に広がる

IS6FXの通常時のスプレッドは狭めですが、評判にもあったとおり早朝や指標発表時その他の環境で極端に広がります。具体的には以下の環境では注意しましょう。

• 日本時間早朝：午前5時～8時(冬時間は6時～9時)
• 指標発表前後：
  米国：雇用統計・FOMC金融政策発表・消費者物価指数(CPI)・国内総生産(GDP)・ISM製造業景況感指数

欧州及び英国：失業率・消費者物価指数(HICP)・小売売上高・独国内総生産(GDP・ECB(欧州中銀)金融政策発表
日本：日銀金融政策決定会合

• 東京市場休場時・ロンドン市場休場時・ニューヨーク市場休場時

経済指標発表スケジュールは、Yahooファイナンスで簡単に確認できます。予めこれらのスケジュール情報は押さえ、各時間帯での取引は避けましょう。

上記時間帯は、変動制スプレッドを採用しているFX業者は例外なく広がりますが、IS6FXは数十倍にも広がる傾向があります。

そのため、日をまたぐトレードをする場合は、100pips以上などの相当な利幅が確保できているとき以外は、一旦決済した方が安全です。

固定制スプレッドで安定した取引がしたいという方には、iFOREXをおすすめします。

取引に関する禁止事項が多い

IS6FXは、取引に関する禁止事項が多い業者です。ガイドラインのなかで取引に関する禁止事項を要約すると以下のとおりです。

1. 複数の業者間の口座での両建て取引
2. 複数のトレーダー間での両建て取引
3. IS6FXで複数の口座間での両建て取引
4. 第三者同士が同じタイミングで入金・取引・出金すること
5. 米雇用統計など経済指標発表時のみを狙った取引
6. 事前に連絡なしに大きな取引量で取引すること

これらの行為が判明すると口座凍結の対象になるとガイドラインには記載されています。

複数口座間での両建て取引は、ゼロカットを悪用した取引を防止するためという点は分かりますが、これ以外は他社ではあまりみない事項です。

特に大きな取引量とはどれくらいかサポートに確認したところ、10ロット以上を対象にしているそうです。

10ロット以上のポジションを保有する場合は、事前にサポートに連絡しましょう。

まとめ

かつて、利用者の評判にも多数の不満の声が寄せられていたis6com。IS6FXに生まれ変わって金融ライセンスを取得するなど、大幅に改善してきた履歴が確認できました。

最後に当記事のポイントを以下にまとめましたので、ご参照ください。

以上、IS6FXのメリット・デメリットをご理解いただき、充実したトレードライフを楽しんでいただけましたら幸いです。