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外貨建金融商品の基礎知識

はじめに

低金利が長引いています。
10年ほど預けていれば、倍になるという時期もありましたが現在では、10年や20年預けていても資産が増えることはありません。
まして、預けている金融機関が破綻の憂き目に遭うかもしれません。

 

そこで、日本国内だけでなく海外にまで目を向けなければならなくなってきました。

 

そこで外貨建金融商品の出番となります。
代表的なものに外貨預金や外貨MMFがあります。
そのほかにも、この低金利を乗り越えるための金融商品が次から次へと生まれてきています。その中の外貨建というより外貨そのものを売買する為替証拠金(保証金)取引が注目を浴びてきています。

 

運用方法次第では、他の外貨建金融商品より大きなリターンを得ることも出来るし、それらよりもリスクを抑えることも出来ます。使いかたによっては、資産運用のメインともなれるものです。

 

さらに、外貨建て金融商品の外貨は国の数だけありますが、メインはドルです。ドルに関する情報は株の個別の情報や商品先物の情報に比べるとはるかに質・量ともに凌駕しています。

 

外貨に関する為替取引には取引所というものが存在しないため、株や商品を経験したことのある人でもきちんと覚えなければならないことが存在します。

 

外国債や外貨預金はきちんとした監督官庁が存在しますが、外国為替取引自体には監督官庁が存在しません。動きはあるのですが外為法改正で、個人が為替取引を行えるようになったということと引き換えに、ある意味無法地帯が出現したわけです。
外貨で運用することに集中するためにも、付き合う会社は選ばなくてはなりません。

 

外貨建金融商品の種類

外貨建金融商品には、

 

1、外貨預金
2、外貨MMF
3、為替証拠金取引
4、外債
5、外貨建投資信託(MMFを除く)
6、外国株式
などがあります。(というか私が勝手に決め付けました)

 

ここでは外貨預金、外貨MMFと為替証拠金取引の口座の設定等をのせています。
※すべてに共通する事ですが、元本の保証はないということです。
外貨取引とは
普通に資産運用(そんな大袈裟な言葉が使えるほどお金はないけど)といば、国内のみの運用ですね。
銀行預金、郵便貯金、株式投資、投資信託、ちょっと大きくなって不動産、こんな所でしょう。
但し、これからは、海外のことも視野に入れて考えるなら、外貨のことは、避けて通れません。

 

なぜなら、手持ちのお金を例えば円からドルに交換したり、また戻したりするだけで、資産が増えたり減ったりします。(株式投資と同じですね)
また、金利が高い国の外貨で運用することにより、国内の定期預金に比べてはるかに高い金利分を手に入れたりすることが出来ます。

 

未来永劫に続くとは思いませんが、今の日本国内の金利は、少々知恵を絞っても、大した差がつきません(私のように少額の資金運用の場合運用の仕方で年間10万円もの差がつくことはありえません)
しかし、外貨を利用した運用であれば、少なくとも銀行で定期預金をするよりも10倍以上の利回りはあります。

 

上手い話しには、気をつけるようにとのことで、確かに外貨で運用するには銀行の預金のようにはいきません。リスクが存在します。
そのリスクは、許容できる範囲だと私は思っています。
激しく動く仕手株と為替相場を比べると、為替のほうがリスクがとても少ない場合もあります。
また、取扱企業が破綻するかどうかというリスクは、最近のように銀行が、普通の企業の様に破綻している現状から見ると、外貨預金も普通の預金並みのリスクしかないことになります。

 

外貨建金融商品の利回りと手数料

■金利、利回りの表示は外貨建
外貨建の金融商品の金利や利回りは、通常、外貨建で表示されています。例えば米ドルの元本に対して、米ドルの利息がいくらというものを表示しているわけです。外貨で購入し、外貨で支払いを受けるならば表示通りの物になりますが、円で購入して円で支払いを受けるとなると、実際の利回りは変わってきます。

 

■外国為替相場の変動と為替差損益
外貨建の金融商品を円で購入し、円で支払いを受ける場合は、円と外貨の両替が必要です。このため、その金融商品自体から生じる損益とは別に、外国為替相場(為替レート)が変動することによって利益(為替差益)・損失(為替差損)が発生します。購入時の為替レートと比べて支払いを受けるときの為替レートが円安となれば為替差益が発生し、円高となれば為替差損が発生します。
このため、金融商品自体が利益であっても為替差損がその利益を上回れば最終的に損失となります。逆に金融商品自体では損失であっても為替差益がその損失を上回れば最終的に利益となることもあります。ということは、外貨建では高利回りであっても、円ベースで見た場合には、為替変動によって損失を被る可能性(為替リスク・為替変動リスク)があることを忘れないようにしてください。

 

■TTS,TTBと為替手数料
外国為替相場にはいくつかの種類があります。皆さんが円と外貨の両替を行う場合には、銀行では対顧客電信売相場(TTS)と対顧客電信買相場(TTB)が用いられるのが普通です。TTSとTTBは、インターバンク市場の相場を元に各銀行や証券会社が独自に自社の手数料を加味して決めています。なお、為替手数料には一定額以上の取引額には為替手数料を割り引くなど、取引金額や取引内容によって格差をつける金融機関もあります。
TTS、TTBの詳しい説明は外為塾へ

 

■通貨が違えば利回りもちがう
普通、日本国内の銀行に円で預金した場合、預け入れた金額と金利が同じであれば、支払われる利息も全く同じになります。しかし、外貨預金の場合は通貨によって金利が違います。さらに、金利は同じでも、適用される為替レートが違うので、円での利回りは違ってきます。
ということは為替レートが私たちに有利なレートであれば、金利は低くても円ベースでは高金利の外貨預金より有利に運用できる可能性があるということです。

 

外貨建金融商品のリスク

外貨建て金融商品は、為替相場と上手く付き合わなければ、せっかくの高利回りも水の泡となってしまいます。そこでうまく付き合うポイントを上げます。

 

■損益分岐点を知る
まず換金時の為替相場がいくらであれば損失を被らないで済むかの為替レートです。
せっかく虎の子の資金を預けるわけですから、自分で計算しましょう。

 

■目標受取額
あえてリスクを犯し、外貨取引を行うわけですから目標の受取額くらいは算定しましょう。

 

■間違いの無いように
満期の無い外貨取引であれば、(普通預金など)いつでも換金できるので円安のチャンスを最大限に生かすことが出来るのですが満期のある場合でもなるべく短期のものを選べばチャンスを生かすことが出来ます。
満期のある金融商品の場合は、やむを得ない中途解約に備えて、解約の条件をチェックしておくことが大切です。同じような金融商品でも金融機関によって解約の条件が異なることがあります。極端な例では、本人の死亡以外は認められないなどとても厳しい条件もあります。

 

■リスクについて
外貨建の金融商品といっても、その利率や配当は種類によって違いがあります。それぞれの金融商品によって投資している対象が違うからです。同じ通貨建てであっても、利率や配当が著しく高い金融商品の中には、信用度の低い企業の債券に投資することで高い収益性を得ていることもあります。
外貨建金融商品で運用するとき、自分が何に投資しているのか、良く分からないのでは、自分がその商品のリスクを正しく理解できてないということです。自己責任の原則は、正しいリスクの認識の上に成り立っているものです。
まして、外国為替相場というものは専門家でさえ読みきれないものです。リターンの高いものは、必ずや高いリスクがついてきます。
国内の金融機関が取り扱っている円預金には、預金保険制度というものがあります。しかし外貨預金には適されなくなりますし、在日外銀の取扱商品には適用されません。更に、その国の保護制度も適用されない場合もあります。

 

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