外貨建金融商品の基礎知識 そのニ 利回りと手数料
主な外貨建て金融商品

満期なし満期あり
預金 外貨普通預金
外貨当座預金
外貨通知預金
外貨定期預金
有価証券 外貨建MMF
外国株式
外貨建債債券
デュアルカレンシー債
その他為替証拠金取引
外貨の取引を行う前に知っておきたい知識
    ■金利、利回りの表示は外貨建
     外貨建の金融商品の金利や利回りは、通常、外貨建で表示されています。例えば米ドルの元本に対して、米ドルの利息がいくらというものを表示しているわけです。外貨で購入し、外貨で支払いを受けるならば表示通りの物になりますが、円で購入して円で支払いを受けるとなると、実際の利回りは変わってきます。

    ■外国為替相場の変動と為替差損益
     外貨建の金融商品を円で購入し、円で支払いを受ける場合は、円と外貨の両替が必要です。このため、その金融商品自体から生じる損益とは別に、外国為替相場(為替レート)が変動することによって利益(為替差益)・損失(為替差損)が発生します。購入時の為替レートと比べて支払いを受けるときの為替レートが円安となれば為替差益が発生し、円高となれば為替差損が発生します。
     このため、金融商品自体が利益であっても為替差損がその利益を上回れば最終的に損失となります。逆に金融商品自体では損失であっても為替差益がその損失を上回れば最終的に利益となることもあります。ということは、外貨建では高利回りであっても、円ベースで見た場合には、為替変動によって損失を被る可能性(為替リスク・為替変動リスク)があることを忘れないようにしてください。

    ■TTS,TTBと為替手数料
     外国為替相場にはいくつかの種類があります。皆さんが円と外貨の両替を行う場合には、銀行では対顧客電信売相場(TTS)と対顧客電信買相場(TTB)が用いられるのが普通です。TTSとTTBは、インターバンク市場の相場を元に各銀行や証券会社が独自に自社の手数料を加味して決めています。なお、為替手数料には一定額以上の取引額には為替手数料を割り引くなど、取引金額や取引内容によって格差をつける金融機関もあります。
    TTS、TTBの詳しい説明は外為塾へ

    ■通貨が違えば利回りもちがう
     普通、日本国内の銀行に円で預金した場合、預け入れた金額と金利が同じであれば、支払われる利息も全く同じになります。しかし、外貨預金の場合は通貨によって金利が違います。さらに、金利は同じでも、適用される為替レートが違うので、円での利回りは違ってきます。
    ということは為替レートが私たちに有利なレートであれば、金利は低くても円ベースでは高金利の外貨預金より有利に運用できる可能性があるということです。
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